いや、ちょっと躓きましたのですorz
そして拉致したのは刺磨様宅のトリト君(君でいいのか・・・?)
だいぶ意味不明な出来上がりになっております
不思議作品です
しかもトリト君の名前すら出てきてない上に偽者です
苦情は刺磨様からは随時受付中です
とても、暗い場所
此処は・・・何処だ・・・?
「こんなトコで何をしてるの?」
唐突に聞こえた声
それも耳元で囁かれたように、間近に聞こえた
すぐに振り返れば、少し離れた場所に佇む・・・孔雀羽の色をした、長髪の子共
他に人のいる気配はない
ではさっきの声の主は・・・この子共だろうか
「・・・君は・・」
「オジサン、こんな廃墟で何してるのさ?探しモノ?」
「廃、墟・・・?」
この子は、何を言っているのだろうか
ここが廃墟・・・?
辺りは暗闇しかないというのに・・・
「そう、廃墟さ」
にっこりと、子共の口がまるで三日月のように歪んだ
その瞬間、辺りを覆っていた暗闇が消えた
「!!こ、こ・・・は・・・」
私の目に飛び込んできた景色は、確かに廃墟だった
けれどこの廃墟を・・・私はよく知っている
「・・・もしかして、見えてなかった?」
悪戯っ子のような笑みを浮かべて、子供は廃墟の中に落ちていた秋桜<コスモス>を数本拾っていた
この子には見えていたのに、なぜ私には・・・暗闇しか見えていなかったのか
「あぁ・・・此処、オジサンにとっては見えて欲しくないモノだったんだ」
この言葉に、私は目を見開いた
「とても思い出深いトコみたいだけど・・・いい思い出だけじゃないみたいだし?」
なぜ、そんな事がわかるのか
「凄く、凄く遠い昔の思い出・・・かな?」
君は、一体何者なのか
「とても鮮明だから、頭の中に刻み込まれてるんだね・・・この光景が」
訊ねたくても、私の口はただただ閉ざされたまま・・・動かなかった
さっきまでは、普通に話せていたというのに・・・
まるで元から声帯が存在しないように、嗚咽さえ発することが出来ない
「少しヒマだったから、オジサンと遊ぼうと思ったけど・・・。
この場所は遊ぶのに不向きみたいだから・・・今日は止めといてあげるよ」
そう言うと、子供が私に近づいてきた
そして手にしていた秋桜を、私の手に握らせて
「 」
何かを言って、また笑った
「・・・ぁ・・・」
次の瞬間には、また暗闇に包まれた
気がつくと、見知った天井が視界いっぱいに広がっていた
辺りは薄暗かったが、さっきの暗闇よりも明るい
上半身を起こして辺りを見回せば、そこは私の部屋だった
少し開けていた障子から夜風が僅かに入り、月明かりも差している
時計を見れば、時刻は午前2時
「・・・さっきのは・・・夢・・・?」
時計から視線を外して、私は額を押さえた
少しだけ、頭が痛い
と、身体を支えるためについた片手に、カサリと何かが当たった
そちらを見れば、今の時期には似つかわしい・・・薄桃色と白の秋桜
『今度は、絶対遊ぼうね?』
声とともに思い出される、酷く冷たい微笑み
孔雀羽色の長髪が印象的なあの子共
「・・・夢では、ないのか・・・?」
私の言葉に答えるように、秋桜が夜風に靡くように揺れていた
初拉致が意味不明作品な上に短くてすみませっ・・;!!
補足致しますと、さっちん達のいた廃墟は、さっちんの元いた世界の家です
秋桜はアリアさんの誕生花で好きな花
トリト君は夢を渡れるらしいので、さっちんの夢に渡ってきていただきました
「遊ぶのに不向き」と言っていたのは、その記憶が遊ぶ(戦う)環境に適してなかったからという理由
うん、色々と間違った解釈をしていそうな自分;!!!
刺磨様すみません、お子さん拉致ってすみませっ・・・!