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ネタやら日々の出来事を書きなぐる処。
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2009年09月28日 (Mon)
はーっはっはっは!!

しょう凝りもなく書き上げちゃったよさっちん大量虐殺モノ2話目!!!

つっても今回の犠牲者は1人だけですけれども(笑)←もうすでに(笑)じゃねぇ!

あいかわらず表現があれなので、一応自己責任で頼みます

いや、別に生々しくはないと思います、しょせん私の文章力ですので

しかし…毎度の事ながらサブタイトルがなっとくいかーん!!!!(うがぁあぁぁ!!)




「ぁ…っ…ぁ…」
「さなちゃん!」
「今度は、貴方が相手をしてくれますか…?」

短剣を唯真さんに突き刺したまま、私は黎明君の方を向いた
相変わらず表情は変わっていないが…彼の纏っている雰囲気は違った
静かではあるが…確実に私へと矛先を向けられてる、彼の怒り
怒りと憎しみは、時として思いも寄らぬ力を与える

「サディス…アンタ、よくも…」

さぁ、黎明君

「許せないのなら、私を殺しておしまいなさい」

そうすれば、全てが終わる



に縛られ、を望む者~蒼龍の怒り、それは残酷な結末への序章~




「口で言っても、無理なようやな…!」
「っ、今更…何を言っているのです…!」

黎明君が操る土や樹木は、意外と厄介だ
さして攻撃力などはないが…何度破壊してもすぐに次がある
しかも黎明君は、はなから私を捕まえる目的で攻撃を仕掛けてきている

(っ‥怒りに駆られていながら、私を殺す気はないという事か…)

この手のタイプは、とてもやりずらい
怒りにその身を浸しながらも…物事を冷静に見定め、行動する
まさに彼は、そういうタイプの者なのだろう

「っ、先程から…生ぬるい攻撃ばかりだ…」
「…俺は最初からアンタを殺る気ぃはない…大人しゅうしい」
「おやお優しい…お仲間を3人も手にかけた輩を生かしておく気で?」
「…」

私の言葉に、黎明君の手が僅かに震えた

「黎明君、敵に情けをかける気ですか?
 そんな事、無駄に等しい愚かな行いだ」

いや、愚かなのは…私自身
自分の目的のためだけに、こうやって他人を傷つけ…利用してる

「それとも、彼等のようになりますか?」

そう言って、私は倒れている3人に剣先を向けた

「君が本気を出せば、彼等のように無様に死ぬ事はないと思い」
「…サディス」

私の言葉を、黎明君が遮った
彼の方を見れば、俯いたまま黙っている
しかし彼はすぐに顔を上げた
その深青の瞳は、底知れぬ怒りを宿していた

「…あんま…怒らせんなや…」

この言葉を皮切りに、彼の生ぬるかった攻撃が一変した
躊躇のなくなった、岩の槍や樹木の刃
どれもこれも、先程とは違って殺気が感じられる

「っ!ぐっ…!」
「アンタの望み通り…本気、出したる…!」

黎明君がそう言うと、樹木の蔦が私の四肢を拘束した
思いの他、スピードが速い

「…そろそろ、終いにしよか…」

その言葉とともに、槍と化した樹木の枝と岩が…私の身体を貫いた
口から吐き出される、自分自身の血
一瞬、意識がなくなったかのように…動けなくなった
…だが

「…まだ、駄目だ…」
「!!!」
「身体自体を、破壊しなければ…私は死にませんよ…」

動く手で剣を握り締め、私は枝と岩を斬り捨てた
黎明君の様子を見ると、僅かに眼を見開いて私を見ている
あぁ、この攻撃が…彼の本気だったようだ

「…本当に、残念でなりませんよ…黎明君…!」
「っ!!」

風を纏わせた剣を何度も振り下ろし、風の刃で黎明君に攻撃を仕掛けた
しかしそれ等の攻撃は寸での所で避けられ、彼の服や手足を軽く掠る程度

「っ…どうし、ました…!もう、攻撃してこないので…!?」
「くっ…死に底ないが、何言うとるんや…!」
「死に底ない、ですか…なら、ちゃんと殺せばいぃ…ぐっ!」

短時間の間にこうも重傷を負わされると、痛みも半端ない
黎明君に追わされた傷の痛みに、手元が狂った
本来なら黎明君に向かっていくはずだった風の刃が、彼の横の草陰へと向かっていく

(っ…外した、か…)

そう思ったその時…草陰から、龍光君が現れた
まさかの出来事に、私は目を見開いた

「おとん、さな姉ちゃんもおらんようなってもうたんやけどぉ…」
「なっ、龍光!来るんやない!!!」
「え…?」

次の瞬間、真っ赤な鮮血が飛び散った
私が放った鋭い風の刃は…龍光君を抱きしめて庇った、黎明君の背を深々と切り裂いていた

「…おとん…?」
「龍、光…怪我…ないか…?」
「怪我…?…ボク、痛いトコどこもないで?」
「…そ、か…なら、よかっ…」

言葉の途中で、黎明君の体が傾いた
どさりと音を立てて、その場に倒れこむ黎明君
龍光君は、ただ呆然と彼を見ていた

「…おと、ん…?おとん…どないしたん…?なぁ…」

彼が父親に呼びかける声と、必死に身体を揺するその姿に…酷く胸が痛んだ
幼い龍光君を、巻き込む気はなかった…

「サディスのおっちゃん…これ、どういう事…?
 何でみんな、倒れとるの…?何で…おっちゃん、血塗れ…」
「…全ては、私が原因なんですよ…」

私はいつも腰につけていた小袋を取り、龍光君の隣に置いた
もう、私には必要ないものだから

「…私が消えれば、悪夢も終わります…」
「ぇ…おっちゃん…!」

私は龍光君をその場に残し、次の場所を目指した
恐らく私の事は、他の護人にも伝わっている事だろう
…そして、彼の耳にも…

「…はやく、終わらせて…」

この惨劇に…一刻も早く、終焉を

「…終わらせて、頂かなければ…」

貴方なら、それが出来るはずなんだ
だから…私は…

「…君を本気にさせるためなら、何でもしますよ…」

本気を出していただかないと、困りますから…
ねぇ、角端君…?


※※※※※もはや懺悔にしかならない後書き※※※※※
ハレタカ様のネタに沿っていったらホントに黎明さんのトコがやけに長くなった!(笑)
てか、ホント…龍光君ごめんよぉおぉぉぉおぉぉぉ!!(大号泣)
因みに黎明さんが龍光君を抱きしめて庇ったのはハレタカ様の親馬鹿(タイトルです)の絵に影響されました(笑)
いや、だって、素敵だったからぁあぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!
てか、もうサブタイトルどうしよ・・・orz
ハレタカ様、またお子さんお借りしてしまってすみません!
次回辺りに北辰さんや銀牙さんが出ると思われます…!!!
 

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無題
ちょ 先生やめてえええええぇぇぇ でも読みたい!!!!!!!
悲しい…!!!!!!でも読みたい(お前)
シン 2009/09/28(Mon)00:51:22 編集
無題
ちょ!!!!!!起き抜けにこのテンションは体に毒じゃないかと思うほどだがキモチイイ!!!!(ヤカマシイ)
うおおおおおおおお黎明ーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!ついに黎明までもおおおお!!!!!!
私のネタを使ってくださってありがとうございます!!!!
つか影ノ虚さんの黎明無茶苦茶カッコイイんですがあああ/////!!!??
龍光ごめんよ!!!! 私 は 幸 せ だ (鬼か)
銀牙までも参戦!!?まさか護人&サポート総出ですか!??
というかそれが書けちゃうんですか影ノ虚さん!!!????
もうどうなるのか想像もつきませんよ!!!!銀牙と北辰がどうやって死ぬのか!!!!(おまえ)
玲は怖がってしまうかもしれません…!戦闘能力ほぼないですし…!!!
すでにさっちんボロボロ…!(泣)これで角端のところまでたどり着けるの…か…!
うおおおおとにかく馳走様です//////!!!!!!
やべえええ!!!今日1日仕事がんばれそう!!!!!!!ハァハァ
ハレタカ 2009/09/28(Mon)08:22:48 編集
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