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ネタやら日々の出来事を書きなぐる処。
2017年08月21日 (Mon)
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2009年10月02日 (Fri)
とりあえず会議やらで遅くなると思われるので、先にUPしちゃいますよ最終話…!!

帰ってきたら私信やらメールやらコメントのお返事やら…やらなきゃな…!!!

てか、また忍者ブログに混線どーので 投 稿 記 事 消 え た し (怒)

…まぁ学習しない私がいけないのだろうが…orz

それでは画面の前の貴方、心の準備はよろしいですか?

「っ…ごめんなさい……ごめん、さなぃ…」

涙が、とめどなく溢れてくる
いくら謝ったって、もうサディスさんは答えてくれない
そんな事、わかってる…でも…

「サディス、さん…」

僕は言葉をとめる事が…出来なかった
涙も、止まらない
さっきから、右頬がジンジンと痛んだ

「…緋焔君…刹那さん…北辰さん…黎明さん…」

あの時…北辰さん達の言葉を無視してでもサディスさんを止めに行っていれば、こんな事にはならなかった
もう、みんなの声も聞こえない…

『…かく…』
「ぇ…」

突然聞こえたその声に、僕は耳を疑った










に縛られ、を願う者 ~道化が願った、悪夢の結末~








「黎、明…さん…?う、そ…黎明さん!?」

僕は慌てて通信機の感度を調整した
少しノイズは混ざってしまうけれど、確実に聞こえる
黎明さんの声と…みんなの声が

『ぐ…あんのモノクルおっさん…次は、絶対ぇ…ぶっ殺す…』
『つー、か…よくも、唯真さん、をぉ…!』
『お前等…大人しゅう、しとかんと…またぶっ倒れるで…』
「れ、黎明さん!み、みなさんご無事なんですか!?」

僕の言葉に、黎明さんは『重傷者多数やけど、一応みんな生きとるで』と答えてくれた

『連絡が遅ぅなって、悪かったわ…』
「っ…いえ…皆さんが無事だと知れましたから…僕はそれだけで…」
『角端ぁ!返事するにゃぁ!!』
「!?!?た、玲さん!?!」

黎明さんとの会話に割って入るように、今度は玲さんから通信が入った
いきなりの大声で、少し驚いたけど…玲さんから通信が入ったという事は…

『ちょっと貸しな…角端?アンタ大丈夫かい?』
「!刹那さん!!も、もしかして…北辰さん達も、無事なんですか‥!?」
『ん?あぁ…あたしも北辰も銀牙も、何とか生きてるよ』
「そう、ですか…」

みんな生きていると聞いて、更に涙が零れ落ちた
よかった…本当に、よかった…

「い、今そちらにバクジュイさんを呼びますからっ」
『玲の薬のお陰で、だいぶ楽になったから大丈夫だよ。
 あたし等よりも、緋焔達の方へ寄越してやってくれない?』
「ぁ…」
『死んじゃあ、いなかったんだろう?』

『今は動けないけど、しばらくしたらそっちに行くから』と、刹那さんからの通信は途切れた
僕は涙を乱暴に拭いて、黎明さん達との通信を再開した

『角端ぁ…早くバクジュイ、寄越してくれねぇ…?』
『生きてとる言うても…俺も緋焔も重傷やねん…空夜は瀕死や‥』
『ぅ…俺は、いいから…さきに唯真さんの、喉を…ぐふっ』
『あ゛ぁ゛!おまっ、喋って力尽きるくらいなら喋んじゃね‥ぐっ!』
お前等2人とも黙っとき、怪我悪化させる気かいな』
おとんも人の事言えへんやろ
『うぐっ!龍、光‥そこ触ったらあかんとこ、や…ぐふ…っ』
「!りょ、龍光さんもいるんですか!?」

思いも寄らない人がいる事に、僕は吃驚して声を上げた
まさか龍光さんも怪我をしてるんじゃと思ってけれど、声からして無事のようだった

『角端の兄ちゃん…ちょい聞いてもえぇ?』
「あ…はい、どうしました?」
『サディスのおっちゃんは…?』
「ぁ……」

龍光君の言葉に、僕は言葉を失った
そしてゆっくりと、視線を落とした
穏やかな顔をして、まるで眠っているようなサディスさん
でもその身体はボロボロで、血で真っ赤に染まってる

「サディ、ス‥さんは…」
『?角端兄ちゃん?どない………』
「っ…サディス、さんは…僕が…僕が……ぁ、龍光、さん…?」

さっきまで聞こえていた筈の龍光さんの声が、突然途絶えた
ノイズの音さえ、聞こえない

「龍光さん…?どうかしたんですか…?龍光さ」
「案ずるな、もう少しすれば元に戻る」
「!!!」

通信機からではなく、耳に直接聞こえた声
僕は慌てて、顔を上げた
紫色の長い髪にキツネの耳が生えてた女の人が、僕とサディスさんの前にいた

「全く…殺す気で来いと言いながら、自分は手を抜いておったとはな…。
 お前らしいというか…甘ちゃんというか…」

そう言うと、女の人はしゃがみ込んで僕の顔を見た
そして目を細めて、笑った

「本気なのなら、あれほど傷をつけるなと言うたのに…。
 …威嚇が仇となったな…サディス…」

女の人は独り言のようにそう言って、その長い指先で僕の頬を撫でた
さっきまで感じていた痛みが、嘘のように引いていく

「…アナタ、は…?」

初対面の筈なのに、僕はこの女性に見覚えがあった
けれど、誰だったか思い出せない…

「儂の事は気にするでない、所詮は全て夢幻…。
 悪夢の欠片に過ぎんのだからの…」
「悪、夢…?」
「そう…お主もじき、目を覚ます…」
「え…―――――」


















「――――……か…は…角端!」
「ふぇ!?!?」

いきなりの大声に、僕は目を見開いて驚いた

「あ、すまない;そんなに驚くとは思わなかった…;」
「へ?あ…北辰、さん…?」
「お前がうたた寝とは珍しいな、ちゃんと夜は寝ているのか?」

そう言いながら、北辰さんは苦笑した
僕は事態が飲み込めず、返答に困ってしまった

「珍しいね、アンタがおどおどするなんてさ」
「!せ、刹那さん!?」

ひょっこり北辰さんの後ろから顔を出したのは、刹那さんだった

「あ、の‥お2人とも、怪我はもういいんですか…?」
「怪我?何の事だ?」
「別に怪我なんてしちゃいないよ」
「で、でも…確かにあの時っ!」
「…悪い夢でも見たのか?」
「え…」

悪い、夢…?
あれは全て、夢だったというの?

「夢と現実の区別がつかないとか…あんた大丈夫?ちゃんと休んでるの?」
「え、あ…だ、大丈夫です…;」
「ならいいのだが…そうそう、この本の修復を頼みたいのだが」
「あ、はい。貸してください」

僕は北辰さんから本を受け取り、修復に取り掛かった
でも、頭の隅で考えていた
本当に、あれは夢だったのだろうか…と

「カクハちゃ~んv遊びに来たで~v」
「無我お手製のお菓子も持ってきたからお茶しましょ~!」
「あ、深鏡さん!葉琉さん!」
「あー!なんや刹那ッチもおるやないか!今からワイ等と一緒にお茶しようや~v」
「北辰さんも一緒に飲もー!素敵ダンディーと一緒にお茶させてー!」
「ハハハ;私は構わないが…;」
「あたしもいいよ、無我のお菓子は美味しいし…もしよかったら玲も呼んでいいかい?」
「あたし的にはぜーんぜん無問題!」
「クスクス…じゃあ僕はお茶を用意してきますね?」

僕はそう言って、お茶を入れにいった
あぁ、本当にあれは夢だったんだ
みんなとこうして、笑って過ごせている方が現実なんだ

「…本当に、よかった…」

あの出来事が夢で、本当に良かった
サディスさんがみんなを傷つけた事も
僕がサディスさんを、殺めてしまった事も

「…あれが夢なら、サディスさんが不幸になる事は…ないですよね…」

あの時、サディスさんの最初の一撃は…僕の髪と、頬を掠めていた
僕に怪我をさせたり、それを見た人は…例外なく不幸が訪れる
…でも

「夢なら、大丈夫ですよね…」
「かっく~ん、お茶入れるの手伝おうかぁ~?」
「あ、大丈夫ですよ!今お持ちしますから!」

人数分のカップと、もう1つカップをお盆に乗せて
僕は深鏡さんと一緒にみんなの所へ向かった
いつもあの2人を迎えに来る、もう1人が来る事を期待して…
















「ったく…緋焔の野郎ぉ、通信出来ねぇたぁどういう事だよ…」

道化の願う死の夢は叶わず

「何で俺がアイツ探し回んなきゃいけね…ん?」

それは泡沫の悪夢となりて、闇に散った

「コイツは…あのモノクルのおっさんがいつも腰にぶら下げてる飴袋じゃねぇか…」

道化が残した悪夢の欠片と

「…やけに赤茶けてやがるな…って、これ血じゃねぇか;!
 まさかあのおっさん、怪我して転がってるんじゃ…!?」
「おや、こんにちは。空夜君」

哀れな道化を残して…

「!!い、いきなり背後から声かけんなよ;!…怪我はしてねぇみたいだな…」
「ん?何か?」
「…これ、アンタのだろ?落ちてたぜ?」
「……ああ、すみません」

己の残した欠片とともに、道化は生き続けた

「もう、必要ないかと思っていたんですがね…」
「あ?何が」
「…いえ、こちらの話です」

永劫の生と言う名の、悪夢の中で…





※※※※※懺悔ですハイ※※※※※
うぉおおぉぉぉぉ!全7話、これにて完 結 !
そしてさっちん、報われねぇえぇえぇぇぇぇぇぇ!!!
とりあえず補足!
公式の方で、角端くんに怪我をさせた人やそれを見た人には恐ろしい不幸が訪れるそうです
なのでさっちんにも例外なく不幸がやってきました
さっちんにとっての不幸は、悲願であった死が「なかった事になる」事です
そうしたのは神様なんですけどね(苦笑)
神様の力で、オンワルドで起こった今回の悲劇は全部なかった事になっています
もちろん覚えている人はおりません
例え居たとしても、その人の中では悪い夢を見たという認識をされています
ただこれはオンワルドの人たちのみに有効で、オンワルド外の人・物には無効なのです
なのでさっちんが残していった飴袋もそのままで、さっちん自体にも例の苦い記憶は残り続けます
あ、因みに神様はべつにさっちんに意地悪して不幸にしたわけじゃナイデスヨ?
その世界の法則にしたがって、さっちんにも不幸を与えたんです
悲願の死が、無に帰すという不幸を…ね…(鬼畜生めが)
とりあえず!ここまでお付き合いありがとうございました…!
そしてハレタカ様!大量にお子さんをお借りした挙句にこのような結果…すみません;!!
また機会があったら…書きたいですよ…!(お前。。。)
では、これにて閉幕…!!!
 

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無題
読んだよ~。
NONAME 2009/10/02(Fri)01:02:15 編集
無題
えええええええぇぇぇぇえええぇぇえぇぇぇぇええええええええ!!!!!!!!!!?????????
ちょ そんなん!!!!
サディさん可哀想過ぎるやん!!!!!!;;;
死ぬのも嫌だけど、どうせ悲劇を起こした後なら安らかな死を迎えて欲しかった…!onz
ていうか、悲劇といっても結局手加減しててみんな死んでなかったとか!!
どんだけですか!!どんだけですか!!
大事な事なので2回言いまs(ry
全滅は嫌だけど結局手加減してたってのも哀しいです…
と、当事者じゃない私がこんなコメントして良かったのでしょうか 笑。
自重しない輩ですみません(ホントにな)
NONAME 2009/10/02(Fri)01:50:35 編集
無題
………ッ!!!!!!やっぱり…ですか…!!
 
…報われないにも程があります影ノ虚さん…!!(泣)
ってか、手加減してたとか結局死ぬのは自分だけとか、そんなさっちんの優しさこそが辛すぎます…!
しかも結局無かったことになるとか…!!!!!
当事者の記憶だけ消えてないというのもあんまりすぎます神様…!!!!(泣)
彼は同じことを繰り返すことはないのでしょうね…優しすぎるから。この後何もなかったかのように振る舞うんだ…心の中の闇を再び隠して
 
最後でまさかの角端設定が出るとは…
というかこうして見ると角端の設定恐ろしすぎますね…;;「不幸」の度合いがここまでのものとは…
もしこれで無かったことにならなかったら、角端は殺した自分を責め続けたことでしょう!結果を見ると、角端の不幸が回避されたとも受け取れるわけで…
角端自身はそれに全く気づかないままなのでしょう…。
そんな彼や皆の前で、いつもと変わらないほほ笑みを浮かべるのであろうさっちんを思うと胸が苦しすぎます…!
 
メールでも言いましたが、テンションがわけわからんことになっています…!上がってるのか下がっているのか…!
しかしとにかく素晴らしい小説ありがとうございました!!!!こんな長編…!お疲れ様です…!!!!!
うおおおおおお!!!もとはといえば私が余計なこと言ったばっかりに!!!!!_| ̄|●
もう本当さっちんごめんなさい!!!!!!!!!!(泣逃)
 
ハレタカ 2009/10/02(Fri)08:02:51 編集
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